基礎講習会『実践に活かす温熱・省エネの基礎』【2018/11/13,20,27 信州大学工学部】

2018年10月4日

■ご案内
 2020年の省エネルギー基準の義務化を控え、建築に携わる技術者は研鑽が求められています。省エネルギー関連についていくには、大量の情報を吸収しなければいけません。その際、疑問が生じて暗記できない、相互の関連がわからないので混乱する、などが起きやすくなります。
 本講座では、建築環境工学の基礎を学びます。今年度は、熱を取り上げ、解説していきます。極力丁寧に基礎から講義をします。ゆっくりと質問を受けながら進めていくので、受講者皆が理解に到達することを願ってます。なおSAH会では今年度、パッシブデザインの設計講習を主催します。是非受講していただきたいと思います。その上で基礎に取り組んでもらえば、有益な情報を整理するのに活かされます。

■日時・場所
第一回:11月13日(火)16:00~18:00
第二回:11月20日(火)16:00~18:00
第三回:11月27日(火)16:00~18:00
信州大学工学部(教室未定)
〒380-0928 長野県長野市若里4丁目17-1

■内容
講師:
信州大学工学部建築学科中谷岳史先生
第一回:11月13日(火)16:00~18:00
-熱収支式-

 熱の基本式から始めます。熱収支式を展開して、様々な用語の意味と単位を確認します。講義後は、単位を暗記する必要がないことに気づくでしょう。

第二回:11月20日(火)16:00~18:00
熱貫流率-
 熱収支式を展開して、熱貫流率を導きます。また熱貫流率を用いて、壁体の熱負荷を計算します。断熱の程度によって、どれだけエネルギーが移動し、エアコン代に影響するか計算してみましょう。

第三回:11月27日(火)16:00~18:00
熱抵抗-
熱収支式から熱貫流率を導く過程で、熱抵抗が登場します。温度推定にとても便利であり、実務で使いやすい指標です。例えば窓の断熱性能をかえれば、表面温度が何℃になるか、素早く計算できるようになります。実際に仕事で登場しそうな場面について、練習してみましょう。

■受講料
各回:SAH会員1,000円/ 建築士会(予定)2,000円/ 一般3,000円
詳細はチラシをご覧ください

■申し込み方法
次の情報をメールかFAXでご連絡してください。
・必要情報: 氏名、所属先、住所、メールアドレス、電話番号、会員種別(SAH会会員・建築士会会員・一般)
メールで申し込み
・FAX:026-227-4328(長野ピーエス株式会社)

 

■共催・後援

共催予定:長野県建築士会、新建新聞社、長野県建築士事務所協会