SAH会18期 第5回 セミナーの報告
日  時
2006年 4月21日(金) pm2:00〜pm5:00
場  所
(有)遠条完成住宅 【松本会場】

■現場見学会
松本市北深志(有限会社遠条より徒歩5分)

■セミナー会場
松本市総合福祉センター 小会議室
(松本市双葉4-16 TEL 0263-25-3133 ※JR南松本駅下車徒歩5分)

案内地図
内   容
  


○現場見学会
有限会社 遠条 完成住宅
断熱性能 Q値:1.0(W/uK)  気密性能 C値:0.6(cu/u)
延べ床面積:112u(34坪) 間取り:3LDK 設備:2×8工法(Enjou Column 仕様)、外壁 窯業系サイディング、屋根 グラスファイバーシングル、
超高気密高断熱仕様、輸入キッチンキャビネット(メープル)、IHヒーター、高性能エアコン2台、アメリカ製輸入ダイニングセット、全室照明器具、
オーク製無垢フローリング、駐車場2台分(ネオグランコンクリート土間)、アプローチパーゴラ、屋外物置、外構工事済み。(近々販売契約予定。)

「決して広くはないですが、無駄な廊下・間仕切りを無くすことで
34坪とは思えない”広さ”を実現しました。」

断熱型枠  エアコン
(左)基礎断熱型枠の説明をする(有)遠条/小澤さん。
(右)このエアコン1台で家中を真冬20℃に保てる。

  屋根サンプル  バスルーム
(左)屋根の仕様を模したサンプルを展示。
(右)2階に持っていったバスルーム、主寝室からは直接入ることが出来る間取りに工夫。
○トピックス  <会員による、新情報の発表>
【発表者】
株式会社 科学技術開発センター/正村 順子

正村さん 発表概要
 渇ネ学技術開発センターの業務内容を会社案内パンフレットを使って紹介。主に、建物診断、水質分析、土壌・産業廃棄物分析、大気調査、騒音・振動測定、悪臭測定、精密・特殊分析、地下燃料タンク検査など。水、空気、土壌などに微量に含まれる物質の分析から、悪臭、騒音といった生活環境の要因まで、高度な技術力と高精度な最新ハイテク機器によって計測・分析評価する。
 建物診断では○ホルムアルデヒド・VOC測定 ○気密測定 ○温湿度測定 ○表温測定 ○騒音測定 ○騒音測定 ○熱損失係数計算 ○家屋調査 ○建築物劣化調査を行っているが、その中で気密測定とホルムアルデヒド・VOC測定の調査結果をまとめ、投影データにて発表した。
気密測定においては過去測定件数1334件の中で気密性能グレードが1以上の建物が1000件以上あったことは興味深い。
○ゼロエネルギー住宅のワークショップ(5回目)

「長野市内信州大学キャンパスに建設した高気密高断熱住宅 その1〜その5」 
 信州大学工学部教授 SAH会会長/山下恭弘

山下会長  発表概要
 9月に神奈川大学である日本建築学会大会で発表する。
その1は信越ビーアイビー小林氏が住宅の構造・測定方法。その2は最寒日のときの人体模型2体・TV・照明を時間制御、冷蔵庫連続の状態で、外気が−11℃に下がったにもかかわらず、室内は20℃以上を保ったこと、報道についての問題点について。 その3は秋季、冬季の実生活を模した状態の室内環境の実験結果。
その4は人体模型と宿泊者による快適感、温冷感について感覚の評定尺度の結果から、ほとんどが快適である、温冷感も寒くも暖かくもないから暖かい、との申告の結果を示す。
その5は正月明けの冬季の結果を示し、計画換気の適正な換気回数によって12月より寒い1月であっても快適であり、温冷感もいい結果であることを示した。 さらにSMASHによる計算でも、年間を通じて、夏季に強制排気をすると年間通じたエネルギー消費がT地区の年間消費量390MJ/m2・yearに対して85%減の結果を示す。発表までに梅雨、夏季の対策下結果も含めて発表する予定である。
諸連絡
本の出版は取りやめになりました。

第18回定時総会の日程、特別講演講師が決まりました。
  日時:6月9日(金)
  場所:信州大学工学部CRC
  スケジュール:
  14:00〜15:00 総会
  15:00〜17:00 講演 佐々木徳貢 氏
  17:30〜19:30 懇親会 メモリー(信州大学構内)会費:2,000円

次回セミナーは第6回【長野会場】です。今期最後になりますので、次期の活動についても話し合います。多数ご参加下さい。
  日時:5月19日(金) 14:00〜17:00
  場所:信州大学工学部CRC
  トピックス発表予定:
      関建設工業、ノースランドハウジング、フォレストハウス寺嶋、美登利屋工務店、
      東邦建工、信濃建設、マルヨシ松山工務店、ミツヤジーホーム
 

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