ＳＡＨ会18期第６回セミナーの報告

ＳＡＨ会18期第６回セミナーの報告
日　　時	第６回　2006年５月１９日（金）ｐｍ２：００～ｐｍ５：３０
場　　所	【長野会場】信州大学工学部　地域共同研究センター３階研修室長野市若里４-１７-１　<ＪＲ長野駅から徒歩10分> 案内地図
内　　　容　　敬称略
	○トピックス　＜会員による、新情報の発表＞美登利屋工務店　／　森　　望発表概要１０年ＯＭソーラーでやっている。施主は環境に興味のある人がほとんどだったが、最近の30才代（施主）は家が暖かいのは当たり前と思っており、（ＯＭソーラーの）機械的なことには興味なく、他と横並びに扱われ苦戦している。なぜかメンテナンスがかからないと思われてしまうが、それは違う。１０年経って施主の年代が変わると生活スタイルも変わり、根底からくつがえされ、ますますメンテが必要になるかもしれない。「使い方のセミナーなどをすることは必要だよね。若い人がダメということではなく。」との発言に出席者全員深くうなづいていた。ミツヤジーホーム　／　安江高治発表概要皆さんご存知のように地下室のノウハウ（SUBシステム）を売っているが、現在全国で58社と契約した。この夏５０坪のＲＣ住宅全館冷房を室温26℃に設定し計測したところ、1ヶ月約1万円だった。基礎を内・外、両断熱で造っていたが、この住宅は全部RC造のため、片断熱での施工を確立した。施工マニュアルを売っているのだが、職人さんのレベルが壁になる。つまり”自分のレベルを超えたものはなかなか受け入れられない”ということ。職人さんの世界はマニュアル通りにいかないと感じている。去年約120棟建ったので、今年も120棟位は建つと思う。コスト＆品質を整えることが課題である。 ○ゼロエネルギー住宅のワークショップ（６回目）信州大学工学部内実験棟の計測状況　/　山下会長発表概要引き続き計測状況の報告があった。 ○諸連絡　①第１８回定時総会について　　・日時、場所は、６月９日（金）ｐｍ2:00より　信州大学工学部CRCにて行う。　　・事務局の体制が変わる。北村より日合（山下研究室Ｍ1）に。　②来期（１９期）の活動について　　・19期ＳＡＨ会はセミナーを主体に活動する。　　・啓蒙活動、新規会員の勧誘も力を入れたい。　３月１７日にご逝去された会員のﾏﾙﾖｼ松山工務店社長　松山晃芳さん（享年６１歳）のご子息晃伸さんよりお通夜、告別式でのＳＡＨ会からの弔意に対してお礼の言葉がありました。今後は晃伸さんの叔父さんである松山真治さんが社長、晃伸さんが専務として、ＳＡＨ会も継続してがんばってゆくとのこと。皆で応援しましょう。
	○現場見学会　※ｐｍ５：３０現地にて解散ミツヤジーホーム㈱　モデルハウス日々木（木造軸組工法）（〒381-0042　長野市稲田２丁目１１-６　TEL026-263-0263）　　　　（左）地下室：梁や床・腰板を濃い色で塗装し、古材の質感に。地下の静かでひんやりした空気にとても良く合っている。（中）１階：リビングからスキップフロアのダイニングキッチンを見上げる。東に大きな窓のあるキッチンは明るく、爽やかな風を感じる。スキップフロアの段差のみで仕切られた広い空間が気持ち良い。（右）２階：主寝室。「筋交いはどこ？」「この壁が構造壁になってるだよ。」「なるほどね。」　標準仕様　　在来木造DM構法・基礎断熱・メーターモジュール採用・Ⅱ地域対応断熱性能・24時間計画換気システム（3種）・屋根：瓦　・外壁：モルタル下地に吹付塗装・内装　無垢構造あらわし（床、壁、梁）・トイレ2ヶ所、給湯3ヶ所、追い炊き機能石油給湯器（台所リモコン付）・基本照明器具含む