SAH会18期 第4回 セミナーの報告
日  時
第4回 2006年2月8日(水) pm2:00〜pm5:00
場  所
【長野会場】

信州大学工学部 地域共同研究センター3階研修室
長野市若里4-17-1 <JR長野駅から徒歩5分>


案内地図
内  容
○ 出版編集部会の報告
報告 /細川 委員長(長野ピーエス株式会社)

●原稿の締め切りは2月末。出版発行は9月末を目標とする。

○ トピックス  会員による、新情報の発表。

岩井先生 信州大学 / 岩井 一博
「『気候に配慮した長野市のまちづくり』のワークショップ 報告」
発表概要
 昨年12月3日に信州大学工学部で行われた、主催 信州大学工学部・建築研究所・国立環境研究所、後援 日本建築学会都市環境気候図小委員会のワークショップについて報告をした。
参考に SAH会レポート

御子柴一級建築士事務所 / 横澤 由明
「『オープンシステム』での現場体験報告」
発表概要横澤氏
「建築家と職人たちでつくる家」と題して、オープンシステムネットワーク正会員として現在手がけている第2棟目の体験報告をした。 会場では完全分離発注について質問が集中し、出来高払いでその都度の支払いは施主にとってわずらわしいのではないか?分離発注の責任の取り方があいまいになるのではないか?工程の手配、品質管理は費用の20%を貰い設計事務所が行うとのことだが、逆に高くなるのでは?お客に対するメリットが感じられない気がするが?等々の意見が出た。

新建新聞社
発表概要
 松本市で4尺をベースに家を設計している潟fルタトラスト建築設計室さんの紹介をした。輸入材を通常の3尺ではなく4尺でカット。まとめて海外から調達。建材で4〜5%コスト削減でき、間取りも車椅子や介助をするにも良いのでは。モノコック構造の耐力壁を開発し、外壁はそれを使う。スケルトンインフィル、間仕切りを少なく出来る。メリットは将来的に間仕切りの変更が出来ること。屋根と壁、両方に使えるので全体的にコストを下げ、下げた分 施主が欲しいところにかける、という考え。 安い家を作るのではなく、お客さんのニーズに合うところに投入する。ローコストではなく適正価格住宅と考えているそうである。

山下先生 ○ゼロエネルギー住宅のワークショップ(4回目)

信州大学工学部内実験棟「無暖房住宅」の進捗状況 / 山下会長


発表概要
今回の発表では、暖房機器を使用せず、家電製品からの排熱や人体からの発熱を 利用して生活を行う事が可能な「無暖房住宅」の厳寒期の実態について報告を行った。

投影データ  その結果、温熱環境の測定からは、最高気温が0℃を下回る真冬日でも、実験室内温度を 20℃以上に保つことができ、さらに実験室全体の温度が均一であることが確認できた。 また、室内環境の温冷感に関するアンケート結果からは、被験者の61%が快適側に申告し、 4%の人が不快側に申告する結果となった。
 このうち、不快側の申告結果は、窓の開放や換気量の調整により解決できるものと考える。 (岩井)

 

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